「雷の少ない年は、松茸も少ない」と聞いた。昔から言われているらしい。
雷が少ないというのは、夕立が少ないということだろうか。松茸はアカマツ林に生えるから、落ちた松葉では保水性が少なくて、夕立の水分に頼らないと、菌糸が発達しないということかな。

イカと天ぷらとか、うなぎと梅干しとか、食い合わせの言い伝えは意味があるけど、実際のところは疑問、というのはよくある。でも一方で、言い伝えは経験則から言われることだから、やっぱり先人の言うことには意味があると思う。科学や効率だけじゃなく、古の理も大事にしよう。