ひさびさのログイン

え、5年も前になるのか。
そのときはまだ仕事してたなぁ。その後、派遣切りされて、1年なんにもしなくて、3年半働いて、現在また失業中、と。
5年前はきっと若かったよなぁ。
もちろん時間は逆進しないから若いにきまっているけど、
ここでいう「若い」は、選択肢がある、ってこと。
年をとるにつれて選択肢がなくなる。
それはもう、すごく実感する。
なくしたものに目を向けるか、のこっているものに目を向けるかは、
脳のくせになっているらしい。
そのくせを意識的に変えることは可能で、そして変えるとやがては人生が変わるらしい。
風が吹いたら桶屋はもうかるって論で行くと。

でもね、いつも前ってむけないと思うんだよね。
自分で自分の頭をささえせてられない。だから首がかくんってさがってしまう。
当然歩けないからそこで立ち止まる。

それでいいじゃん。それでも五感が生きてたらいいじゃんって思う。
そしたら受け止めた言葉とか、空気とか、だんだん自分の中に積もって積もってあるときふわって内側から首をもちあげてくれるから。

私の場合、きっかけは景色ってことが多いかな。あとは光と水の要素。
雨上がりの、チリが少ない景色ってエッジがとがって見える。
こういうときに この世も悪くない って思う。
今日が人生の最後だとしても、この世は美しいと思って死ねる、そう思う。
それは幸せなことなんじゃないかな。
人生で何も生み出すことはなくても、生きたことを肯定して最後を迎えられるんだから。

私は、たぶん今日は死なない。
交通事故ってこともあるから絶対じゃないけど、まだ死なない。
なんだか遺書みたいな文章になちゃったけど、そういうつもりないから。
膝の上で すぴすぴ と寝息をたてているネコがいるんで。あったかいんだよね。
こういうあったかさ好きだから。